将棋の第9期叡王戦五番勝負第5局が2024年6月20日に山梨県甲府市の「常磐ホテル」で行われ、挑戦者の伊藤匠七段が藤井聡太叡王に勝利しました。
この結果、シリーズ成績は伊藤匠七段が3勝2敗で叡王位を獲得することになりました。
藤井さんと伊藤さんは同学年で、プロデビューも同じ頃でした。
伊藤さんは中学生棋士として話題を独占し続けた藤井さんの陰に隠れてはいたものの、棋士や関係者の間ではすでにアマチュア、奨励会時代から「大器」と目されていたそうです。
そんな伊藤さんの学歴や出身高校はどこなのか?を調べてみました。
伊藤匠新叡王(将棋)のプロフィールと経歴
将)叡王戦五番勝負第3局は、後手の伊藤匠七段が勝ち、対戦成績を2勝1敗とし叡王奪取に王手をかけました。4連覇をめざす藤井聡太叡王は伊藤七段に連敗、21期連続で獲得しているタイトル戦で先に角番に立たされるのは初めてです。… pic.twitter.com/WB7R6d1xRN
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) May 2, 2024
- 氏名: 伊藤匠(いとうたくみ)
- 生年月日: 2002年10月10日
- 出身地: 東京都世田谷区
- 棋士番号: 324
- 所属: 日本将棋連盟(関東)
- 師匠: 宮田利男八段
伊藤匠さんは、藤井聡太さんと同学年になりますが、伊藤さんの方が誕生日が遅く、
藤井さんより数ヶ月下になります。
そのため、四段昇段の際は、現役最年少棋士になりました。
【17歳「新・最年少棋士」誕生】https://t.co/jxXYiLF9eb
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) September 12, 2020
将棋の伊藤匠三段(17)が四段(棋士)昇段を決めた。伊藤三段は藤井聡太2冠と同学年で、誕生日は10月10日。藤井2冠は7月19日のため、将棋界の最年少棋士が4年ぶりに入れ替わる。
伊藤匠さんは、5歳の時に父親から将棋を教えてもらいました。
そして、自宅から徒歩圏内に宮田利男現八段が経営する三軒茶屋将棋倶楽部に通うようになりました。
第9回全国将棋大会の準決勝で、同学年の藤井聡太さんと対局。
この対局は、伊藤匠さんが勝利しています。
- 2013年9月:6級 奨励会入会
- 2017年12月:三段(第63回奨励会三段リーグ戦からリーグ参加)
- 2020年10月1日:四段(第67回奨励会三段リーグ成績1位) プロ入り
- 2022年3月10日:五段 順位戦C級1組昇給
- 2023年4月20日:六段 竜王戦ランキング戦連続昇給
- 2023年8月14日:七段 竜王挑戦
伊藤匠新叡王(将棋)の学歴や出身高校はどこ?
伊藤匠さんの学歴は、公表されていませんでした。
そこで、色々と調べてみると、いくつかの学校の名前があがっていましたが、どれも確信が持てる情報がありませんでした。
ただ、共通していることが一つだけあり、高校には入学したものの1ヶ月ぐらいで退学してしまったということです。
「受験して合格はしましたが、本人は初めから高校に通うつもりはなく、予定の行動だったと思います」
宮田利男八段
高校入学直後、伊藤は宮田のもとにやってきて、唐突に「中退」を報告したそうです。事前に相談もなかったそうです。。
それは退路を断ったということか?
宮田八段が念を押すと、伊藤匠はこう答えたそうです。
はい・・・
当時の心境を宮田八段が振り返り・・・
「飛び抜けて頭の良かった子ですから、そのまま勉強していれば楽に難関大学に進学したでしょう。しかし、三段リーグを必ず抜けられるかどうか、こればかりは誰にも分からないですよ。どんなに伊藤が有望でも、絶対にプロになれるとまでは言い切れない。私には一抹の不安もありましたが、本人がそう決めて、親御さんもそれを了承したのですから『分かった』と言うしかなかったですよね」
宮田利男
伊藤さんは、学業や学歴よりも、将棋のプロ棋士として生きていき、タイトルを獲得していくことを選んだのですね。
伊藤匠(将棋)が、将棋を始めたきっかけは父親
伊藤匠さんが将棋を始めたきっかけは、5歳のクリスマスプレゼントで「将棋盤」と「将棋の駒」をもらってからだそうです。
クリスマスプレゼントに「将棋盤」と「将棋の駒」をもらってはじめた
読売新聞オンライン ポストキャスト
父親の伊藤雅浩さんから将棋を教えてもらい、自宅の近くにあった宮田八段の経営する三軒茶屋将棋倶楽部で腕を磨いたようです。
まとめ|伊藤匠(将棋)の学歴や出身高校はどこ?中退してプロ棋士になった?
今回は、伊藤匠(将棋)の学歴や出身高校はどこ?中退してプロ棋士になった?ということについてお伝えしました。
それにしても、将棋界には次から次へと有望な若手が登場してきますね。
今後の対局が楽しみです。
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