2024年6月12日上方落語会の人気を支え続けた落語家の桂ざこばさんが、喘息のためなくなりました。
享年76歳でした。
桂ざこばさんは、三代目桂朝丸(かつらちょうまる)として1963年から1988年まで活躍されて、1988年から2024年までは二代目桂ざこばとして活躍されました。
そんな桂ざこばさんのネタに「動物いじめ」というネタがありますが、当時かなりヒットした面白いネタだというので調べてみました。
桂ざこばさんのプロフィール!経歴も!
【訃報】桂ざこばさん死去 76歳、持病の喘息が悪化https://t.co/H0qw16l63h
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 12, 2024
上方落語の重鎮、桂ざこばさんがきょう12日午前3時14分、持病の喘息が悪化し、亡くなった。所属の米朝事務所が同日、発表した。 pic.twitter.com/sCCEwnZzpP
氏名 桂ざこば(かつらざこば)
本名 関口 弘(せきぐち ひろむ)
生年月日 1947年9月21日生まれ
出身地 大阪府大阪市西成区今池
1963年 16歳の時に桂米朝の元に入門する。
1970年頃 「動物いじめ」の小咄がヒットする。
動物いじめ by 桂朝丸(桂ざこば) pic.twitter.com/D7MKWQ5L12
— 摩訶レコードbot (@jyake_ten_bot) April 1, 2023
1975年(27歳) 日本テレビ系列で放送されたワイドショー「テレビ三面記事 ウィークエンダー」にレギュラー出演
1988年 二代目「桂ざこば」を襲名。
カルト事件簿 88/4/8
— idol.ne.jp (@idolnejp) April 18, 2015
上方の人気落語家・桂朝丸が二代目・桂ざこばを襲名。上方の落語家が大阪はもとより東京でも襲名披露をするのはこれが初めて。ちなみに「ざこば」は雑喉場、大阪の魚市場の意味で威勢がよくて芸風にぴったり!と西川きよしも絶賛。
1992年(45歳) 「ざこば・鶴瓶らくごのご」に出演
うちの母は30年以上も前に喘息で亡くなったが、今ではもう亡くなる病気では無いと聞いてたのに…桂ざこばといえば世代的に「ウィークエンダー」よりも、テレ朝でも一時期深夜に放送されていた「ざこば・鶴瓶らくごのご」で泡々と苦しみながらもなんとか無理やりにお題に繋げる姿が印象的でした
— 源大膳大夫機山 (@MRGIFO8822ommqq) June 12, 2024
合掌 https://t.co/FaMB0h3RPD pic.twitter.com/ccdxq0SLZQ
2008年 大阪西成区に寄席の「動楽亭」を自ら設立
桂朝丸さんの頃から好きな落語家さんでした、ざこばさんの定席小屋動楽亭に幾度となく通い落語を楽しませて頂きました、合掌。
— ブリキのガチョウ (@o0Fzrszt9PrThEN) June 12, 2024
落語家桂朝丸のヒット作「動物いじめ」
日本テレビの「お笑いティーチイン」に出ていた時(1970年頃)番組内で「動物愛護週間」がテーマになりました。
その中で「動物はいじめた方が面白い」という議論が出たことから、桂文紅や3代目桂文我からも題材を得て「動物いじめ」の小咄をすると、これが大ヒットしました。
以下が「動物いじめ」の一部になります。
「朝丸の動物いじめ」のネタ(一部分)いろいろと動物をいじめるんですな。
キリンをいじめますな。
キリンは首が長いですな。
そのキリンに熱~い餅を食べさせますな。
キリンの長い首を通って長いこと『熱い熱い』思いをしますな。
いろいろと動物をいじめるんですな。
「のど元過ぎれば熱さ忘れる」いう言葉ありますな。
キリンに熱い紅茶飲ませますな。
キリンずっと熱いですな。
いろいろと動物をいじめるんですな。
犬をいじめますな。
犬は三日飼われたら飼い主の恩を忘れないといいますな。
そこで、2日ごとに飼い主を変えますな。
犬、ノイローゼになりますな。
いろいろと動物をいじめるんですな。
オットセイいじめますな。
ボール投げますわな。
鼻で受け止めますな。
次、ボーリングの球投げますな。
オットセイ死にますな。
いろいろと動物をいじめるんですな。
カメレオンをいじめるんですな。
カメレオンは回りのものに合わせて身体の色を変えると言いますな。
そこでカメレオンをカラーテレビの前に置きますな。
テレビの色に合わせてカメレオン一生懸命色変えますな。
カメレオン色気狂いになりますな。
いろいろと動物をいじめるんですな。
鶴が片足で立ってますな。
鶴の足元に鏡を置きますな。
鶴が『両足で立っている?!』と勘違いしますな。
もう片方の足もあげますな。
鶴コケますな。
いろいろと動物をいじめるんですな。
猫をいじめるんですな。
猫はネズミを見ると追いかけますな。
そこで寝ている猫の目にネズミを書いたコンタクト張り付けますな。
目の前のネズミ見て 猫、
ずーっといつまでも追いかけ走り続けますな。
yahoo知恵袋 nsa********さん
今これをテレビで放送したら、大変なことになると思いますが、昭和の時代にはこれが普通に流れていたようです。
おおらかな時代だったんですね。
桂ざこば(朝丸)師匠の落語は、たくさんの人を魅了し続けてきた!
桂ざこば師匠は、上方落語を代表する存在でした。
勢いと爆発力のある高座が持ち味で、落語の登場人物に同化したかのようなまっすぐな表現で、聴く人を魅了し続けました。
また、落語本編の前に語る「まくら」にも定評がありました。
桂ざこば師匠は、落語家としての実力もさることながら、ユーモアのある明るい人柄から、テレビやバラエティー番組でも長年にわたり活躍してきました。
まとめ|桂ざこばの前の名前は桂朝丸!昔の落語ネタのヒット作「動物いじめ」
今回は、桂ざこばの前の名前は桂朝丸!昔の落語ネタのヒット作「動物いじめ」ということをお伝えしました。
若い頃から系の道に進まれて、何事にも一生懸命に取り組んでこられた桂ざこば師匠。
桂ざこば師匠の落語に登場する人物は、どの人も「情」に溢れています。
心より桂ざこば師匠のご冥福をお祈りいたします。
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